スナックの名刺を使って覚醒剤密売していた2人の男が逮捕

大阪市西成区のあいりん地区などで覚醒剤を密売したとして、大阪府警薬物対策課は2月26日、覚せい剤取締法違反や麻薬特例法違反(業としての譲渡)の容疑で、大阪市浪速区恵美須西の無職、横嶋卓(56)と、住所不定で無職の近藤浩次(65)の両容疑者を逮捕、送検したと発表した。

大阪府警薬物対策課によると、横嶋容疑者らは路上で密売した客に対し、次回からの連絡用にと、密売用の電話番号を記した実在しないスナックの名刺を配っていた。両容疑者は警察の調べに対し「スナックの名刺なら財布に入っていても(警察に)怪しまれないと思った」と話しているという。横嶋卓、近藤浩次両容疑者は、覚醒剤の密売で約7700万円の収益を得ていたとみられる。

送検容疑は平成28年1月~昨年10月、あいりん地区の路上などで、複数の顧客に覚醒剤などを密売したとしている。両容疑者は容疑を認めているという。

警察に覚醒剤の所持や使用容疑で逮捕された複数の人物から、横嶋容疑者らが配った名刺が見つかり、大阪府警薬物対策課課が捜査していた。

本誌解説員でジャーナリストの竹村明氏によれば

「かねてより西成周辺は公然と覚醒剤の密売人が路上に立つなど、問題となっていました。近年取り締まりが強化されたこともあり、密売人の数は激減。それでも、周辺を歩けば、未だに売人に出会えるのが実状です。」

橋下元大阪市長の掛け声で始まった、大阪”都”構想の一環として行われいる「西成特区構想」だが、西成を変えるのは容易ではないようだ。

(文◎RNO編集部)