[香港 2日 ロイター] – 中国の経済指標が予想を下回ったにもかかわらず、火曜日のアジア株はほぼ堅調で、米国のテクノロジーセクターの上昇を受けて半導体メーカーが反発したことで日本の総合株価指数は33年ぶりの高値を記録した。
投資家は米政府の債務上限を巡る重要な交渉に警戒していたものの、政府の支払い資金が不足するまであと2週間余りとなっており、ドル安への期待も新興国市場を圧迫した。 続きを読む
日本のTOPIX指数(.TOPX)は、1990年8月以来の高値となる2126.14を付けた後、午後の取引で0.5%上昇して2125.45となった。日経平均(.N225)は0.78%上昇して29858となった。
米国では昨夜、メタ・プラットフォームズ(META.O)が「買い」に格上げされたことを受け、ナスダックとS&P500の両方にとって最大の押し上げ材料の一つとして2.16%上昇した。
火曜日のデータによると、4月の中国の鉱工業生産は前年比5.6%増加し、3月に記録した3.9%のペースから加速し、2022年9月以来の高い伸びを記録した。しかし、予想されていた2018年の10.9%増加には遠く及ばなかった。ロイターアナリストによる世論調査。 続きを読む
小売売上高も中国の産業成長、信用、輸入指標の低迷を受けて予想を下回り、新型コロナウイルス感染症後の回復が不安定であることを浮き彫りにした。
JPモルガンのグローバル市場アナリスト、ケリー・クレイグ氏は、指標が軟調となる中、市場は政策対応が景気を下支えし、景況感の回復と成長の持続性を確保しようとするものと期待していると述べた。
MSCIの日本以外のアジア太平洋株の最も幅広い指数(.MIAPJ0000PUS)は0.32%上昇した。
クレイグ氏は「市場はFRB(利上げ)が完了し、アジア市場を支援するために米ドルが少し下落すると考えている」と述べた。
ドル指数は0.029%下落し、日本円は対ドルで0.10%上昇し、1ドル=135.98となった。
月曜日にニューヨーク州が発表した製造業統計の低調な内容を受けて、米国経済の減速がインフレ低下につながる可能性があるとの懸念が高まり、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを一時停止する一因となった。 続きを読む
指標となる10年債は火曜日、2.1ベーシスポイント下落して3.4831%となった。
中国の主要株価指数は月曜日の上昇からの勢いを維持し、0.93%上昇した。
しかし、オーストラリアのS&P/ASX200指数 (.AXJO) は、トレーダーらが金利上昇の道筋を見極めるために中央銀行の最新政策会合の数分を待っている中、金株やハイテク株の下落が重しとなり、0.42%下落した。
米国産原油は0.41%上昇して1バレル=71.40ドルとなり、ブレント原油はこの日0.45%上昇の75.57ドルを記録した。
金スポットは0.21%下落し、1オンス=2016.48ドルとなった。
セリーナ・リーからのレポートです。 ムラリクマール・アナンタラマン編集
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