日本、気象条件により3度目の月面着陸計画を中止

日本は宇宙船を月に着陸させる5番目の国になることを目指しているが、提案されているミッションは3度目の延期となっている。

日本の宇宙庁（JAXA）は月曜日、月着陸船を搭載したH2-Aロケットを月に送ることを目指していたが、悪天候のため打ち上げは中止された。

いわゆる「ムーン・スナイパー」ミッションの新たな日程はまだ決まっていない。このミッションには、月面調査用スマートランダー（SLIM）と呼ばれる月着陸船を搭載した日本のロケットが含まれる。

このミッションは、国の南西部にある種子島のJAXA射場からの打ち上げ直前にキャンセルされた。

カウントダウンは少なくとも打ち上げ３０分前まで続いたが、打ち上げ事業者のＪＡＸＡと三菱重工業（ＭＨＩ）は高空での強風のためミッションを中止したと発表した。

次回のミッションの日程については、気象状況を確認するために「少なくとも3日はかかる」と三菱重工の徳永達打上げ部長が記者会見で説明した。

日本は、目標から通常の数キロメートルではなく、100メートル以内に着陸させることを目標に、高精度の月面着陸技術をテストしたいと考えている。

また、X線イメージングと分光ミッションのためにJAXA、NASA、欧州宇宙機関(ESA)が共同開発した衛星XRISMも搭載されている。

インドは先週、初の宇宙船の月面着陸に成功した。 それまで月面着陸に成功したのは米国、ソ連、中国だけだった。

ロシアは、8月19日に探査機ルナ25号が月面に衝突し、新たな試みにも失敗したばかりだ。

そして日本はすでに昨年11月にアメリカのアルテミス1号ミッションで小型探査機を月面に着陸させることを試みていた。 しかし、探査機が宇宙に打ち上げられた直後、バッテリーの故障により「おもてなし」との交信が途絶えてしまった。

そして今年4月には、日本の若い民間企業ispaceが「Hakuto-R」の着陸に失敗し、同様に月面に墜落した可能性が高い。