6月の日本の輸出は7カ月連続で増加し、経済が過去3カ月間の縮小から第2・四半期には回復するとの見方を裏付けた。
財務省は木曜日、輸出がチップ製造装置と非鉄金属によって牽引され、前年比5.4%増加したと発表した。 この結果はエコノミスト予想の7.2%増を下回った。
輸入はアナリスト予想の9.6%増に対し、3.2%増加した。 輸入の伸びが予想を下回り、貿易収支は5月の1兆2200億円の赤字から2240億円の黒字に転じた。
出荷額は円安によって押し上げられ、財務省によると、6月の円相場は平均1ドル=156.64円で、1年前の水準を12.5%下回った。
地域別に見ると、日本の米国向け出荷は11%増加したが、中国向けの出荷は7.2%増加し、欧州連合への輸出は13.4%減少した。 中国の成長が6月までの3カ月間で過去5四半期で最悪のペースに予想外に減速し、政策当局者らに支援拡大の圧力がかかっているため、見通しにはいくらか雲がかかっている。
円安は日本の輸出業者の海外利益を押し上げるのに役立つが、経済全体への影響はまちまちだ。 通貨安は同時に、資源に乏しいこの国のエネルギー、食料、原材料のインフレに対する懸念を煽っている。
特にインフレが家計を圧迫し続け個人消費が依然脆弱であるため、日本経済が6月までの四半期に回復するには力強い輸出が必要だ。 消費者や企業が支出を削減したため、第1・四半期の経済は縮小した。
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