東京(ロイター) – 日本政府は、最新の月例経済評価の中で、日本の雇用動向は「最近の改善」を示しており、失業率の低下と大企業による大幅な賃上げの好影響を指摘したと述べた。 。
政府が雇用情勢の判断を引き上げるのは11カ月ぶり。 政府は5月、雇用情勢は「改善している」と述べた。
政府は、好調な個人消費と設備投資のおかげで「緩やかに回復している」として、今月の経済の総合評価を据え置いた。 しかし同氏は、世界経済の減速、物価上昇、金融市場の変動といった潜在的なリスクについても引き続き慎重な姿勢を崩さなかった。
パンデミック後の経済回復と国内の慢性的な人手不足の結果、4月の日本の失業率は前月から低下した。
年次労働協議で、日本の大手企業は今年度、過去約30年で最大の賃上げを約束した。
内閣府担当者は「賃上げは時間差で給与に反映される」としているが、すでに賃上げを始めている企業もある。
岸田文雄首相の政府は、経済成長促進に不可欠な家計の購買力向上の鍵となるのは賃金の上昇の継続だとみている。 同首相は水曜日、政府は賃金上昇を確実にするために利用可能なあらゆる政策手段を総動員すると述べた。
6月の報告書では個人消費と設備投資がともに「増加している」とし、5月の評価を維持した。
内閣府は第1・四半期の企業決算が好調だったことを受け、報告書で企業収益を「全体的に緩やかな改善」と評価した。
水曜日に実施されたロイター調査によると、日本の大手製造業の景況感は6月に上昇し、2カ月連続でプラス圏を維持した。
(取材:金子かおり) 編集:サイモン・キャメロン・ムーア
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