[東京 2日 ロイター] – 日本最大の財界団体代表は、日銀は「適切な時期に適切な政策決定をした」と述べ、上田和夫総裁の17年ぶりの利上げの動きを歓迎した。
経団連の十倉正和会長は記者団に対し、「日銀は賃金と物価の好循環が始まっている兆候を認識していると思う」と語った。
大方の予想通り、日本銀行は火曜日、8年間にわたるマイナス金利政策やその他の非伝統的政策の名残を終了すると発表した。 しかしアナリストらは、脆弱な景気回復により借入コストのさらなる上昇は鈍化するため、中銀は金利をしばらくゼロ近辺で安定させると予想している。
中銀の決定に先立ち、企業による予想を上回る賃上げのニュースが流れ、家計支出の増加が経済全体のより持続可能な成長を促進するとの期待が高まった。
日本商工会議所の小林健会頭は「緩やかな物価上昇は経済全体にとって良いことであり、2%の物価安定目標を視野に入れて見直しが行われたことを評価している」と述べた。声明。 声明。
インフレ率は日銀の目標である2%を1年以上上回っており、多くの市場関係者は今月か来月にはマイナス金利が解除されると予想している。 将来の利上げが緩やかになる兆候として、日銀は金融情勢が当面は緩和的な状態が続くとの見通しを示した。
ビジネスロビー経済同友会の会長でサントリーホールディングスの会長でもある新浪剛史氏は声明で、「企業も個人も、金利の世界に徐々に備える必要がある」と述べた。
その上で「金融政策だけでは日本経済の完全な成長は達成できない」と述べ、生産性向上など企業の一層の努力が必要だと指摘した。
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