勤務先の病院から<覚醒剤>用に注射器を盗んだ看護師が逮捕 

密接に連動する覚醒剤と注射器の相場

自身が覚醒剤を打つ際に使用するほか、覚醒剤を購入する際に密売相手に渡して、値段を引いてもらう目的に使っていたというから驚きだ。

近年、覚醒剤の静脈注射で使用できる注射器は。管理徹底が厳しくなっている。厚労省が定めた薬価基準では1本25円であるが、闇相場では果たしていくらなのであろうか。

「実録シャブ屋」「西成密売40年」等、数々の著書を持ち、現在は薬物更生支援施設達磨塾を主宰する木佐貫真照氏は当サイトの取材に対して以下の様なコメントを寄せた。

「注射器の値段は本当にピンキリです。ただ医者の定価は知りませんが、それ以下ということはありませんね。私らは箱買いをしていたのですが、余っているとただ同然の値段で入って来ていましたね。今回の事件のように看護師が持って来るというケースは少ないでしょう。そんな数本貰った所でもこっちは安定して供給をしてもらいたいし。私だったらそこから事件になる可能性があるから手を出さないですね。小売りをするとそれだけ逮捕される可能性が高いから、こんな注射器を渡すから安くしてほしい等の客はいらんですわ」と語った。

覚醒剤が安い時には注射器の値段が上がり、注射器の値段が安い時には覚醒剤が上がる。
昔から、この関係性は続いているようだ、

調べに対して2人の容疑者は「自分たちで使うための他に他人に譲り渡すために盗んだことは間違いない」と容疑を認めているという。
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<文 本橋正明>