日本時間2023年11月25日17時07分
【神戸(AFP)】スペインのレジェンド、アンドレス・イニエスタ氏の退団から約5か月後の土曜日、日本代表チームのヴィッセル神戸が日本リーグで初のタイトルを獲得した。
前日に直近のライバルである横浜F・マリノスが引き分けに終わったものの、神戸は名古屋グランパスを2-1で破り、1試合を残して優勝した。
イニエスタはバルセロナで600試合以上に出場した後、2018年に神戸に加入し、チャンピオンズリーグで4回優勝し、ラ・リーガで9回のタイトルを獲得した。
39歳のワールドカップ優勝者は、今シーズンあまり起用されなかったため7月にクラブを退団し、その後エミレーツ・フットボール・クラブに加入した。
前回チャンピオンの横浜と引き分け、ヴィッセルは名古屋に勝利してタイトルを獲得し、最初の14分間に2ゴールを決めて主導権を握った。
吉田孝行監督は今シーズンのチームは「日々成長している」と語った。
「毎試合後、選手たちにビデオを見せて、これは間違いだった、こうするべきだと伝え、毎回修正している」と語った。
さらに「これは我々が試合ごとに取り組んできた努力の結果であり、選手とスタッフ全員を誇りに思う」と付け加えた。
神戸は昨季降格争いに加わり、18チームが所属する1部リーグで13位に終わるまでに監督を相次ぎ解任した。
今季初めに吉田イニエスタがベンチ入りすると、彼らの運勢は劇的に好転した。
スペインのスター選手はわずか4試合の出場にとどまり、順位表3位でコービーとともに去った。
スペイン代表時代の元同僚フアン・マタが昨年9月に加入したが、これまでのところ1試合の出場にとどまっている。
井出晴哉と元ニューカッスルストライカーの武藤嘉紀がゴールを決め、神戸はホームの観衆の歓声の前で名古屋との対戦を決めた。
神戸のキャプテン・山口蛍は「こんな幸せは今まで経験したことがない」と語った。
「試合終了のホイッスルが鳴る5分前くらいから感情が出始めた。とてもうれしい」。
神戸は2019年にイニエスタとともに日本の地元天皇杯で優勝し、1年後にはAFCチャンピオンズリーグでも準決勝に進出した。
イニエスタは、日本で最も裕福な男の一人であるハイテク億万長者の三木谷浩史氏が所有する神戸で、元スペイン代表のダビド・ビジャやドイツワールドカップ優勝者のルーカス・ポドルスキらとともにプレーした。
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